急激な人口増加や経済発展で、世界に大きな影響力を与えている中国。日本へも毎年多くの中国人観光客が訪れており、今では英語だけでなく中国語を学ぶ必要性もあると言われています。
中国語は発音が複雑なので、勉強が大変なのではと思う人もいるかもしれませんが、仕組みや勉強のコツを押さえれば比較的簡単に学べます。
そこで今回は中国語と日本語の違いから、中国語の特徴などについてお話しします。
古くは古代中国で発祥した漢字。今では日本語にも使われ、「社会」「経済」「銀行」「自然」「健康」など日本語でも中国語でも同じ意味のものはあります。
ですが、よく見ると部首が違うほか、日本語でいう「娘」が中国語では「母親」、「手紙」が中国語では「トイレットペーパー」の意味になるなど、同じ漢字でも意味が全然違うものもあります。
また中国語には同じ音でも音の高低でまったく意味が変わる「四声」という複雑な発音もあります。しかも同じ音でも4つの音の高さがあるため、文字が読めても聞き取るのが大変だと言われているのです。
日本語の文法は、ざっくりと説明すると「主語(S)+目的語(O)+動詞(V)」という並びになっていますが、中国語は英語と同じで「S+V+O」の順番です。
日本語より英語に近いのに文法が簡単だと言える理由は、英語のように主語や、過去形・現在形・未来形といった時制に絡む動詞の変化がなく、また名詞にも単数や複数、男性名詞、女性名詞などといった変化が一切ないからです。
疑問や過去、受け身、否定を表す場合は、それぞれの意味を持った言葉があり、それを文中に入れるだけでよく、英語のように語句の順番を逆にしなければならないということもありません。そのため、中国語の文法は簡単だと言われているのです。
先ほどもお話ししたように、中国語と英語は文法の並びが似ています。
具体的に説明すると、日本語で「私は(S)あなたを(O)愛しています(V)」は、英語では「I(S) love(V) you(O).」。そして中国語でも「我(S)愛(V)你(O)」と全く同じです。
そのほか英語にはS+V+C、S+V+O+O、S+V+O+Cなどといった基本の5つの文系がありますが、中国語もこの5つの文型が当てはまります。
例えばSVOCだと「I believe him to be a honest.」が「我相信他很老实」、SVOOでは「I gave him a book.」が「我送了他一本書」になります。
ただ、英語の補語(C)は主語や目的語についての補足になりますが、中国語の補語は動詞や形容詞を補足する役割があるという点は異なります。
日本語には「て・に・を・は」といった助詞があるので、語順が違っても文章を理解することができますが、中国語は動詞や名詞が変化せず、助詞もありません。
ですから、語順で文章の意味が大きく変わってしまうので、中国語では語順が非常に重要になります。
押さえたい基本的な語順は、「主語+副詞+動詞+目的語」と「主語+副詞+動詞+補語」の2つ。日本語では特に決まりがない副詞は中国語の場合は動詞の前、補語は動詞と形容詞の後、というルールがあります。
日本語に語順がない分難しいと思うかもしれませんが、語順さえ理解すれば簡単です。例えば「我愛你(わたしはあなたを愛しています)」は、我と你を入れ替えるだけで「你愛我(あなたは私を愛しています)」と格変化なしに別の文章を作ることができます。
このように語順を覚えれば応用が利くのです。
正しい中国語を早く身につけるためには、毎日スキマ時間に少しでも練習を積むことです。
言葉は私たちが日本語を話すように、毎日の積み重ねが大きなポイントです。しかし仕事や家事で忙しい人は語学スクールに通うのは厳しいですし、テキスト勉強だけでは発音練習がしづらいのが欠点です。
また中国語は発音も大きなポイント。中国語にはひとつの語に4つの音(一声から四声)があります。一声は高く平らな音、二声は中くらいの高さからさらに上がる音、三声は中くらいの高さから低く下げて最後はまた高くする音、四声は高い音から下に一気に下がる音です。
例えば、「妈妈骂马吗?」という文章。「妈妈」は母親、「骂」は叱る、「马」は馬、「吗」は疑問文を示す働きがあり、意味はバラバラですが、発音はカタカナで表すと「マ(マー)」です。カタカナ表記だと不思議な発音に感じるかもしれませんが、それぞれ声調が違うのできちんとした文章になります。
このように発音が大切になるので、文法がしっかり合っていても発音が間違えていればまったく意味が通じません。発音の練習は自分一人では合っているかが分からないので、テキストのトレーニングだけでは不十分です。ですから中国語学習は自分のスキマ時間に効率よく学べるオンライン学習がおすすめです。
中国語の重要性が見直されてきていますが、日本ではまだ英語のように学習対象としてはメジャーではなく、話せる人はそう多くありません。
そのような中で中国語を話せるようになれば、仕事での活躍はもちろん、交友関係もぐっと広まることでしょう。ぜひオンライン学習で効率よく中国語を学んでみてくださいね。
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转载自オンスク運営事務局
以上は今日の中国語コラムでした。
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では、再见!