1979年から始まった中国の一人っ子政策。
今年11月から、また変わろうとしています。
今回の変更は「夫婦のいずれかが一人っ子であれば、子供を二人生んでもいい」というものです。
今までは、もし違反して二人目を生んだ場合、罰金が科せられ、公務員だったりすると職も奪われることがありました。
新華社の報告によるとその罰金徴収額は169億元(2750億円)にのぼったそうです。
もちろん、今までも、少数民族や夫婦ともに一人っ子だった場合、
また農村部などでは、この一人っ子政策の例外が設けられていました。
でも、これからは夫婦のいずれかが一人っ子であればというのですから、
ほとんどの夫婦がこれに該当するのだと思います。
中国では兄弟がなく、親そして、両親のそれぞれの親、合計6人の関心が
一人の子どもに向けられることもあって、甘やかされた子供が育っているというイメージがありました。
hěnduōfùmǔshuōxiànzài de háizibèijiāoguàn
bālínghòu jǐulínghòu
若い人の間でも、“80后的人・・・”“90后的人・・・”
という言い方をします。
これは、1980年代に生まれた人、90年代に生まれた人を指します。
ニュアンス的に言えば、90年代以降に生まれた人は、わがまま、規律がないという感じで使っていて、80年代に生まれた人は、90年代に生まれた人と区別しようとして使用としているように思います。
80年代に生まれた人は90年代に生まれた人の考え方が理解できないというのです。
たった3、4歳の差だったりするのですが、やはり差があるのでしょうか。
また、その差にこだわるところがとても面白く感じます。
これからは、一人っ子でなく、兄弟ができてくるとまた、中国の子供たちも変わってくるのでしょうかね。