中国航天科技集団第六研究院の20日の発表によると、宇宙と地上の連携により、宇宙ステーション「天宮」電気推進システムガスボンベの軌道上設置任務がこのほど完了した。同研究院第801研究所は初めて「ガス補充」ではなく「ガス交換」により、電気推進システムの推進剤であるキセノンガスの補充を完了させた。科技日報が伝えた。
電気推進システムの活動の原理は、まずキセノンガスなどの不活性ガスを荷電イオンに変え、これらのイオンを加速・噴出させることで推進力を生み、宇宙船の姿勢制御や軌道修正、軌道維持などの任務を完了する。「天宮」での使用は、電気推進システムの有人宇宙事業におけるデビューとなった。ガスボンベを外につける宇宙ステーション電気推進システムがあれば、使用期間が大幅に延び、宇宙ステーションの長期・安全・安定飛行に重要な効果を発揮することになる。
紹介によると、研究開発チームは電気推進システムの軌道上での「ガス交換」を行うため、画期的な簡略化浮動連結方法を打ち出した。セルID測位ガイド装置を用いてロボットアームの初期測位を実現し、さらに手作業で精確に測位し修正を行っていく。この方法により、連結の信頼性を大幅に高め、軌道上で何度取り外しを行った場合でも、精度の要求を満たすことができるという。(編集YF)
转载自「人民網日本語版」
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