アメ祭り
糖球会
中国の山東省青島では、旧正月の数日後から1週間,糖球会というお祭りが行われます。
- nóng lì zhèng yuè chū jǐu
今年は旧正月の9日目から,すなわち农历正月初九 からはじまります。
bīng táng hú lu
- 糖球というのは、一般には冰糖葫芦とも言われるようです。
葫芦と言うのはヒョウタンと言う意味ですが、どうしてヒョウタン氷砂糖と言われるのでしょうか・・・
また、東北地方では糖梨膏、天津では糖墩儿、安徽省では糖球と言われているそうです。
- zài qīng dǎo bèi jiào zuò táng qíu
“在青岛被叫作糖球”
(青島では糖球と言われています)
このように、色々な地方によって色々な呼び方があります。
- 糖球というのは、日本のリンゴ飴のようなもので、りんごの替わりに山楂(サンザシ)と言われる果物で作ります。
サンザシは姫リンゴのようなものですが、とても酸っぱく飴とよく合います。
サンザシの他にも、ムカゴでつくったり、イチゴやキュウイ、バナナなどでも作られます。
糖球は普段でも道などで売られていて、サンザシが5つほど串にさしてあるのが3元前後で買うことができます。
- 糖球会では、果物をなかに入れた飴の他に、さまざまなものをかたちどった飴も売られています。その飴を作る様子も見ものです。
- gōng yuán lǐ rén shān rén hǎi nà jiào yí ge rè nao
“公园里人山人海,那叫一个热闹・・・”
(公園の中は人の山、それは賑やかだと言えます)
- 糖球会は、青島の民族文化を守る目的で始められ、500年以上の歴史があります。そして2005年には中国の10大民族祭りの1つにされました。
今では、様々な種類の糖球が売られているほか、様々な出店が出、催しものもたくさん開かれとても賑やかです。
毎年他の都市からも大勢の観光客がやってきます。
2014年度の糖球会では、180万人ほどの人が訪れ、糖球などをはじめとして6200万元ほどの売り上げがあったそうです。